7月12日、神戸・北野にある私たちのアトリエで、初めてのPOP UPを開催しました。
これまでオンラインを中心に、約8年間ブランドを続けてきましたが、
自分たちの場所でお客様をお迎えするのは今回が初めてでした。
お越しくださった皆さま、本当にありがとうございました。
そして、当日は予定が合わなかった方や、遠方から応援してくださった皆さまにも、
改めて感謝をお伝えしたいと思います。
今回のPOP UPは、私たちだけでつくった一日ではありません。
これまで商品を手に取ってくださったお客様、
ものづくりを支えてくださる工房や職人の皆さま。
多くの方にブランドを育てていただいたからこそ、
迎えることができた一日でした。
神戸アトリエで、初めてのPOP UPを開催しました
当日の朝は、前日までに準備をある程度終えられていたこともあり、
緊張よりもワクワクする気持ちが大きかったように思います。
そして何より、天気に恵まれたことに安心しました。
ただ、10時にオープンしてから、最初の1時間ほどはお客様がいらっしゃらず、
少し不安になったのも正直なところです。
ご来場の予定を伝えてくださっていたお客様が何組かいらっしゃったため、
「きっと来てくださる」と思いながら待っていました。
最初にお越しくださったのは、ご予約のお客様ではありませんでした。
前日にコンサートへ行かれ、その翌日に神戸観光をされていたお二人が、
偶然外の看板を見つけて立ち寄ってくださったのです。
「神戸には素敵なお店がたくさんありますね」
そう言っていただきながら商品をご覧いただいたことが、今でも印象に残っています。
初めてのPOP UPで、初めてお迎えしたお客様。
偶然の出会いから一日が始まったことも、神戸らしい思い出になりました。
「ネットでは伝わらないこと」を、お届けできた一日でした
前回のブログでは、「オンラインショップでは伝わらないことを、神戸で体験していただきたい」と書きました。
実際にお客様をお迎えして、その思いは間違っていなかったと感じています。
写真を見て色をある程度絞り込み、
「今日は実物を見て、本気で色を決めに来ました」と話してくださった方。
CORDON PIENUSの革の質感や履き心地、
ご自身の足に合うかどうかを確かめるために、
試し履きを楽しみに来てくださった方。
そして、今回特に多くの反応をいただいたのが、AQUAコレクションでした。
PVC素材と聞くと、一般的なプールバッグのような印象や、
少し安っぽく見えるのではないかと心配されていた方もいらっしゃいました。
ところが、実際に手に取っていただくと、
「思っていたより雰囲気がありますね」
「素材に表情があって素敵です」
「大人が使える透明バッグですね」
といった言葉をいただきました。
肩への負担を軽くするために採用した幅広のショルダーベルトも、
実際に肩へ掛けたことで良さを感じていただけました。
素材の質感、光の当たり方、持ったときのバランス、服装との相性。
こうしたことは、写真や文章だけですべてを伝えるのは難しいものです。
お客様ご自身のコーディネートに合わせながら、一緒に見て、触れて、試していただく。
その時間そのものが、今回お届けしたかった体験だったのだと思います。
お客様からいただいた言葉が、何より嬉しかったです

当日は大阪をはじめ、少し離れた場所から時間をかけてお越しくださった方もいらっしゃいました。
Bateau et Montagneの商品を気に留め、実物を見るために神戸まで足を運んでくださったこと。
作り手として、これほど幸せなことはありません。
お客様がお帰りになる際に、
「また来たいです」
「次回も開催してほしいです」
と声をかけてくださったことも、大きな励みになりました。
今回限りの開催になるかもしれない。
実は、開催前はそのようにも考えていました。
初めての試みだったため、本当に楽しんでいただけるのか、
自分たちのアトリエでお迎えする形がよいのか、
分からないことが多かったからです。
けれど、お客様の言葉を聞き、またこの場所でお会いできる日をつくりたいと思うようになりました。
初めてだからこそ、気付けたこともありました
もちろん、すべてが完璧だったわけではありません。
普段は発送や撮影、商品企画などを行っている仕事場のため、
店舗として見ると、まだ改善できるところがたくさんあります。
レイアウトやご案内の方法など、細かな部分まで、次回はさらに丁寧に準備したいと思っています。
特に反省したのが、シティループバスの乗り場についてのご案内です。
三宮駅からバスをご利用いただけるようお伝えしていましたが、
「乗り場が分からず、歩いてきました」と話される方が何人もいらっしゃいました。
暑い中、北野の坂を歩いて登ってくださったことを思うと、
申し訳ない気持ちになりました。
コーヒーやお水をご用意していて、本当によかったと思います。
次回は、バス停の場所やアトリエまでの道順を、もっと分かりやすくお伝えします。
こうした気付きも、実際に開催したからこそ得られた大切な宿題です。
また神戸で、お会いできる日をつくります
次回の日程は、まだ決まっていません。
少し期間が空くかもしれませんが、神戸アトリエで再びPOP UPを開催したいと考えています。
また、神戸以外での開催についても、多くのお声をいただいています。
今の私たちの体制では、自分たちだけで遠方の会場をつくることは簡単ではありません。
それでも、いつか別の地域でも皆さまとお会いできる機会をつくれたらと思っています。
まずは、今回の経験を次の神戸アトリエでの一日に生かしていきます。
このブランドは、皆さまと一緒に育てていただいています
Bateau et Montagneは、一枚のハンドルカバーから始まりました。
最初は自分でつくっていましたが、少しずつご注文が増え、自分一人では生産が追いつかなくなりました。
そこで工房の皆さまに力を貸していただき、つくれる商品が増え、現在のブランドへと育ってきました。
私一人では、ここまで続けることはできませんでした。
商品をつくってくださる職人の皆さま。
商品を選び、使い、感想を届けてくださるお客様。
そして、これまで8年間、見守りながらブランドを育ててくださったすべての皆さま。
Bateau et Montagneは、今も皆さまと一緒につくっている、
現在進行形のブランドです。
「日本の丁寧を、あなたへ。」
この言葉を大切にしながら、これからも神戸のものづくりを、
誠実にお届けしていきたいと思います。
7月12日にお越しくださった皆さま。
これまでブランドを支えてくださった皆さま。
そして、ものづくりに携わってくださるすべての皆さまへ。
心より感謝申し上げます。
これからも、Bateau et Montagneをよろしくお願いいたします。
